パイプ加工.com 困りごと解決提案
パイプへの変更によるVA/VE実現
高精度フレームパーツにおける板金からパイプへの置換えのポイント①(部品点数削減)
パイプ加工部品において、5つの部品を別体にて製作した場合、溶接を行うことで一つの部品とすることになります。この場合、溶接が各部品の全周に及ぶことになり、工数が増えてしまいます。また部品に歪みが発生しやすくなり、歪みの調整に多くの時間とコストが掛かります。
パイプに切り欠けを設け、切り欠け部で曲げ加工を行い溶接を用いることで一体構造にて部品を製作することが可能になります。溶接回数を減らすことができ、高精度フレームを製作する際においては、部品調達コスト、修正コストを含め1/10近くまでコストダウンが実現可能です。
パイプによる別体構造部品は、接合の際に各部品の全周に渡る溶接が必要になります。全周溶接を行うと部品形状に歪みが発生しやすくなり、工数も増えるため製作コストが大幅に高くなってしまいます。このような場合は、パイプに切り欠けを設け、曲げ加工と部分溶接による一体構造部品とすることで大幅なコストダウンを実現することができます